腰椎ヘルニア

腰椎椎間板ヘルニアとは

腰の骨の間にあるクッションの役割をする椎間板が背側に突出し、背側に走る神経を圧迫し、圧迫された神経の支配領域(多くは下肢)に痛みやしびれが生じる病気です。腰椎椎間板ヘルニアがあっても、しびれなどの神経症状がなく、腰痛のみを訴える方もいます。男女比は 231で、好発年齢は 2040歳代です。腰椎椎間板ヘルニアの多くは、保存治療で良くなりますが、 10-30%の方は手術が必要になると言われています。当院では、手術が必要な方に対しては、拡大鏡を用いた手術を行っています。

腰椎椎間板ヘルニアの診断

椎間板ヘルニアの検査には MRIを使用します。 MRIとは磁力を利用して身体の中を調べる検査で、神経や筋肉など軟らかい組織を鮮明に写し出すため、椎間板ヘルニアの検査には必須と言えます。他にも CT検査や、造影剤を注射する検査なども行われることがあります。さらに、筋力検査や感覚検査などの神経的な所見を加味して、腰椎椎間板ヘルニアを診断しています。

腰椎椎間板ヘルニアの症状

腰椎椎間板ヘルニアの治療方針 保存療法

急性期(発症~12週間)
痛みが強い場合、消炎鎮痛薬・湿布薬やコルセットを処方し安静をはかります。またリハビリでは理学療法士が電気治療や徒手的に痛みを緩和する治療などを行いながら、体に負担の少ない動き方などをご案内します。
急性期以降
痛みが軽減してきたら運動療法を行います。腰椎椎間板ヘルニアを発症した方は猫背などの姿勢不良の方が多く、その姿勢が椎間板を押しつぶす為、ただ安静に過ごすだけでは再発の可能性が残ります。そのため理学療法士が姿勢や柔軟性の改善、良い姿勢を保つ為の運動をご案内します。

椎間板ヘルニアの治療方針 手術療法

手術療法が適応となる方
・日常生活に大きな支障をきたしている方
・急激に症状が悪化した方
・3ヶ月以上保存療法を行っても症状が変わらない方

当院での手術方法

神経を圧迫している部位を後方から摘出する手術を行います。当院では1週間程入院をいたします。
術後のスケジュール
最初の1週間は安静を図りながら日常生活動作を習得していきます。
1ヶ月は医師の指示のもとコルセットを着用します。
3ヶ月でジョギングを開始し、約6ヶ月でスポーツに復帰できます。
※個人差があります